斎藤剛史の教育ニュース観察日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 選挙結果と教育行政の行方

<<   作成日時 : 2005/09/12 03:55   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 2 / コメント 3

テレビの選挙速報番組を見ていても、いまひとつ力が入らない。自民勝利とは予想していましたが、ここまで勝つか、、、、、という感じ。さて、この選挙結果は今後の教育行政にどんな影響をもたらすのでしょうか。

省庁の官僚にとっては、「与野党ほぼ同数で、与党が少しだけ多い」というのが理想の状況だそうです。少数与党も困るが、与党が強すぎるのも困る。なぜなら官僚の縄張りである行政に対する政治家の介入が強まるからです。これを今回の結果に当てはめると、文部科学省にとってはたぶん「困る」ことの方が多いと思います。

当面の課題は、公立小中学校教員給与の半分を国が負担している義務教育費国庫負担制度の扱いでしょう。小泉政権の三位一体改革で、義務教育費国庫負担金は廃止の声が強まっています。文科省は当然抵抗しています。同負担金の扱いは現在、中央教育審議会で審議されており、10月ごろには答申が出る予定ですが、仮に負担金存続の答申が出たとしても小泉政権の構造改革を支持する国民の声が今度の選挙結果だとすれば、すんなり存続が決まるとは思えません。

衆院で自民党が単独過半数を超えたので、教育基本法改正問題も再燃するでしょう。これまでは同法改正に慎重な公明党に配慮して、あまり露骨に改正作業を進めることはされませんでしたが、これからは風向きが変わってくると思います。

旧来の社会の仕組みを変えるという小泉政権の持つムードの支持層は、おそらく現在の学校や教員の在り方にも不満を持っている層と重なっています。学校現場は、たぶんこれまで以上にあわただしくなってくるでしょう。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
圧倒的な結果!
こんにちは寝不足な方も多いのでは?でも今日も元気に行きたいと思います---------------------------------------------------面白い教育関連のメルマガがありましたので紹介します。教育あれこれhttp://www ...続きを見る
「きょういく」って・・・なんだろう
2005/09/12 08:44
9.11 そして 総選挙
 昨日は「9月11日」。  今日の学校で,そして教室で,“昨日のこと”が話題にな ...続きを見る
ガク爺の一日
2005/09/12 22:05

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
毎日更新お疲れ様です。教育基本法改正問題ですが、自民党は今回すっかり公明党に借りを作ってしまいました。そうすると、いっそう同党に配慮した改正作業を進めなければならなくなる、とも言えますよね。…しかし義務教育費国庫負担金が一般財源化されてしまったら、改正教基法に教育振興基本計画を盛り込もうとした文科省の士気も、さぞ下がることでしょうねえ。

2005/09/12 12:16
本文ではああ書いたものの、正直、どうなるか分かりません。でも、教育基本法が改正されたからといって、学校現場にどれだけ影響があるのか。たぶん、ほとんどないでしょうね。これだけ現場からも社会からも関心をもたれない問題も珍しい。
しかし、だからこそ無理やりにでも関心を持ち続けないと、とんでもないことになるような気がする。ある意味で、本当にやっかいな問題です。
カラ
2005/09/13 00:42
総選挙でも「教育改革」を訴える候補は多けれど、具体的な中身は何もなし。おそらく大多数はよく知らないもんだから、分りやすい教基法改正に飛びつくんでしょう。おっしゃる通り学校現場の問題を解決するには、ほとんど意味がないのに。…詳しい解説、適当なタイミングで期待しております。

2005/09/13 01:50

コメントする help

ニックネーム
本 文
選挙結果と教育行政の行方 斎藤剛史の教育ニュース観察日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる