斎藤剛史の教育ニュース観察日記

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zoom RSS 教育再生会議の成り行き

<<   作成日時 : 2006/10/14 16:29   >>

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前回に続いて教育再生会議について。さて、教育再生会議、、、これからどうなるのでしょうか。

◎審議の期間は十分なのか
 各紙の報道によると、教育再生会議の審議は、首相、文科相などを加えて月二回ペースで実施されるということです。これで来年3月に中間報告をまとめるのですが、、、、

 国会は予算組み直しの予算委員会の最中で、これが終わらないとどうにもならない。さらに、それが終われば、本命である教育基本法改正案の審議が待っています。すんなり政府案が通るはずもなく、もめるでしょう。そうしている間に、来年度予算編成、年末年始休暇です。どう考えても、来年3月までに十分な議論などできるはずがない。

 ちょっと前の毎日新聞にこんな記事がありました。
学校教育法:改正案、来年の国会に提出へ
 「政府は6日、来年の通常国会に学校運営を規定した学校教育法の改正案を提出する方針を固めた。今国会での教育基本法改正を前提に、新たに「愛国心」の表記を盛り込んだ基本法に準じた法整備を行う。これに合わせ、首相官邸に設置する教育再生会議は最終報告を来年3月から同12月に先送りし、今年度内は教員免許の更新制度など学校教育に直接かかわる議論に集中することを決めた」

 まあ、単なる報道ですから、本当かどうかは分かりませんが、事実ならば来年3月までに日本の教育再生を考えましょうという予定だったわけです。月二回、実質3、4カ月の議論で。


◎来年3月までは既定路線の後追い
 臨時国会で教育基本法改正が行われると仮定すれば、来年の通常国会に学校教育法など関係法の改正案を提出しなければなりません。また、教員免許更新制のための法改正もここで出すというニュースが報道されていいます。

 となれば、ここまでに審議できることは、先の毎日新聞の記事のように、教員免許更新制、全国学力テスト、学習指導要領の見直し、外部評価による学校評価の導入などでしょうか。
 しかし、これらはいずれも文科省が中教審答申を受けて、具体的実施に向けた作業をしているものです。全国学力テストに至っては来年4月24日という実施日まで決まっています。

 そうなると、教育再生会議の中間報告は、一見派手で世論受けはするかもしれないが、実質的には既定路線の大幅変更はなし、というよりできないのではないかと見られます。

 これまで文科省が森内閣から小泉内閣にかけて積み上げてきた教育改革の成果(賛否は別にして)を、「安倍政権がやったものです」とアピールするのが狙いでしょう。また、これは春の地方統一選にも宣伝材料として利用できるというわけです。


◎来年夏の参院選前に一波乱あるか
 教育再生会議の最終報告は、来年末までということですが、夏の参院選挙という安倍政権の大きな関門で、教育再生会議を利用しないはずはない、と私は思います。そうなると、7月か8月にある程度まとまった報告がほしいところ。

 施策の質はまったく別として、参院選に向けたアピールをするとすれば、ここが一番危険な時期になるでしょう。教育基本法改正という成果(あくまで仮定ですが)をもとに、さらに踏み込んだ「美しい国」路線がでるかもしれない。選挙前の政治家は理性を失ってますからね。いずれにしろ、教員を励ます政策なんかはでないでしょうね。まあ、山谷首相補佐官が改選時期に該当していないことが救いです。

 おそらく、ここで教育再生会議の委員がどこまで理性的な動きができるか、案外正念場かもしれません。


◎参院選の結果により成り行きは不透明
 で、参院選。結果次第で、教育再生会議はどうなるのか。勝てば、いけいけドンドン。大敗すれば、自然消滅、、、、かも。

 いずれにしても、教育再生会議が日本の教育の将来にどんな役割を果たすのかは、来年3月の中間報告以降の動き、さらに参院選の結果にかかっていると言えるのではないでしょうか。

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