斎藤剛史の教育ニュース観察日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 日々雑感・いじめへの対応とは

<<   作成日時 : 2007/02/04 03:14   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 0

 このブログでは、いじめ問題はあまり語らないことにしています。その理由は以前のエントリーで書きました。

 ただ、世の中がへんにヒートアップしそうなので、一言だけ言ってもよいかなと。

 それは、「いじめ」ということばをもっと厳密に使おうということです。

○けがをさせた同級生への謝罪の言葉がノートに 中2自殺(朝日新聞)
○文科省、体罰の範囲を通知へ 居残り・起立は許容も(朝日新聞)

 「いじめ」はいけないことで、その被害のために子どもが自殺することは悲しいこです。私も二児の親なので、自分の子どもが死ぬことなど考えたくもありません、。

 たぶん、親にとって子どもが死ぬということは、自分の一部が死ぬということと同じでしょう。

 ですから、いじめをする子どもやその保護者は、絶対に許せない、、、、だから、出席停止にしたり体罰をしてでもやめさせるべきだということは、気持ちは分かります。

 でも、いじめの加害者は、一方的な加害者ばかりなのか。現在の子どものいじめは、被害者と加害者が簡単に入れ替わることがよくあるというのは、もう学校現場では常識です。

 文科省は、いじめの定義を変え、実態調査を厳密にやることにしています。しかし、これはものごとによくあることですが、定義を検討すればするほど実態がみえなくなるということもあるのではないでしょうか。

 子どもは大人の鏡です。そして、子どもは天使ではありません。いじめている側=絶対悪、いじめられている側=絶対善とは言い切れないのも現実です。

 なにも、いじめられる側にも理由があると言っているのではないのです。ただ、悪いやつは体罰でも出席停止でもどんどんやれというのは、こと「いじめ」に関しては実際にはできないのではないでしょうか。


 殴る・蹴るの暴行、恐喝、性的いやがらせは、「いじめ」ではなく犯罪です。これらは犯罪として対処すべきです。校内暴力と同じです。


 ですが、無視(いわゆるシカト)など犯罪にはすぐに当たらない行為があるし、犯罪として対処すべきでない行為、それこそ教育の中で対処すべき行為は、出席停止や体罰では根本的な解決はできないでしょう。

 なぜなら、現在の「いじめ」は、いじめる側、いじめられる側だけではなく、それを傍観する大多数の側にこそ問題があるからだと私は思っています。



 殴られたらいじめ、恐喝されたらいじめ、性的嫌がらせを受けたらいじめ、、、、、なんでもかんでも「いじめ」ということで括るのは、そろそろやめたらどうでしょうか。

 その行為は、犯罪なのか、いじめなのか、それともほかの問題行動によるものなのか、もっと丁寧に議論するべきではないでしょうか。

 「いじめ」は、大きな問題です。しかし、なんでもかんでも「いじめであるか」か「いじめではないか」という視点でみることは、結局、問題行動に対する思考停止、そして想像力の欠如を生むだけではないでしょうか。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
いじめについてその1
11月29日 ...続きを見る
円環の記憶。
2007/02/04 13:31
2月13日 練る時間
日刊ミヤガワ 1139号    2007.2.13 「練る時間」 ...続きを見る
日刊ミヤガワ
2007/02/14 19:23
「いじめられる側にも原因がある」…この言葉がある限りいじめはなくなりません
テレビで学生生徒同士がいじめについて語るときに常套句として出てくる、「いじめられる側にも原因がある」という言葉。今回はこの言葉について考えます。自分も中学生ぐらいまでの間いじめられていましたが、やっぱりこの言葉を言われました。そのときは「うん、自分も悪... ...続きを見る
skarloeyのお役立ちブログ(酒、旅...
2007/03/05 02:19
最も辛いいじめ
最も辛いいじめいじめの中で最もいやなのは、『仲間はずれ』です。 仲間はずれ これは一番つらい。いじめはこれらの複合です。一つ一つのいじめは複合して起こってくるのです。 あなた一人ではどうしょうもないはずです。私の克服方法が答えだとは言いませんが、 私が克服した方法をお教えします。ただ 私はこれで助かりましたが、どの方にも当てはまるとは言い切れません。 私が試した方法と言うだけです。大人の方にこのことをふまえて、 大人のいじめに付い... ...続きを見る
いじめに負けるな!〜いじめ克服体験記〜
2007/06/04 12:59

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
日々雑感・いじめへの対応とは 斎藤剛史の教育ニュース観察日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる