斎藤剛史の教育ニュース観察日記

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zoom RSS 日々雑感・NHK龍馬伝の暗殺犯人は誰か?

<<   作成日時 : 2010/11/30 22:18   >>

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私は、お付き合い程度でしたが、うちのカミさんは「龍馬伝」を毎回、再放送を含めて見ていました。

で、最終回の龍馬暗殺シーンを見おえたとき、カミさんが「犯人は誰だったの」と聞いてきました。

「誰だったのって、ちゃんと役者の顔が映っているんだから、あいつらが犯人だろう」

「だから、あの人たちは誰なの」

「俺が知るわけないでしょう、あまり見てなかったんだから。あなたは知らんの」

「知らない、、、、、、」



確かに劇中で岩崎弥太郎が、暗殺犯グループに対して龍馬暗殺犯説があるグループの名前をほとんど総ざらいして、誰だか尋ねていましたが、相手は答えませんでしたね。ただ、セリフから幕臣だろうとうかがえましたが。

そんなこんなで、最後の名所解説的なコーナーも終わって、本当にお終いでエンドロール、、、、

で、そこに犯人らしい人間の名前がちゃんと載っているのに気がつきました。役者の名前を知らないので、どの役者がどの役に対応しているのかさっぱり分かりませんが、エンドロールには

 「今井信郎」

という役名が出てました。今井は、幕府が設置した京都見廻組のメンバーです。ほかのメンバーの役名が載っているのかどうかは気がつきませんでしたが、今井の名前があるということは、龍馬伝の脚本家は暗殺犯を

 京都見廻組であるとしていることになります。

今井は五稜郭戦争で官軍に投降するのですが、その際に、龍馬暗殺は鳥羽伏見の戦いで戦死した佐々木只三郎をリーダーとする見廻組だったと供述しました。もっとも、今井自身は見張り役だったので、直接刀を抜いていないと述べていますが。

これによって今井は投獄されましたが、後に釈放されています。

今井の供述は極めて信憑性が高く、今日では京都見廻組の犯行すとるのはほぽ定説となっていますので、龍馬伝の作者も無視できなかったのでしょう。

それにしても、最後の最後のエンドロールまでみないと犯人を誰にしたのか特定できず、しかも、龍馬暗殺関係の歴史的知識がないと分からないよにうしておくなど、この作者は、よほどひねくれていますね。ドラマとしては、不親切です。まあ、誰が犯人だったかはストーリーやテーマと関係ないので、歴史マニアにさえ分かればよいということなのでしょうか。

ちなみに、実行犯は京都見廻組ですが、佐々木只三郎に龍馬の隠れ家を教えたのは、薩摩藩関係者であるという説もありますので、龍馬を殺したのは薩摩藩だという見方もあながち間違いとは言えないかもしれません。


蛇足ですが、今井が釈放されたのは、龍馬暗殺犯は新撰組だと主張した当時の土佐藩グループが、今井の証言を無視しようとしたからだと言われています。

当時、新政府や庶民の間で圧倒的に知名度が高かったのは新撰組で、いわば京都見廻組は三流役者でした。倒幕に乗り遅れ、武市半平太など尊皇派のスターを自ら粛清してしまった土佐藩にとって、唯一のスターである龍馬が三流役者に簡単に殺されたというのは、感情的に認めることのできないことだったようです。

実際、土佐藩グループは流山で投降した新撰組局長の近藤勇を坂本龍馬暗殺の罪で斬首にしていますし、明治維新後に谷干城ら土佐の面々は龍馬を暗殺したのは新撰組であるとして全国遊説しています。

なにやら後ろ暗い薩摩や長州、スター伝説を傷つけたくない土佐、証言できる関係者がほとんど戊辰戦争で戦死した幕府側、、、、、明治維新後のこんな事情が絡み合って龍馬暗殺というミステリーが生まれたといえるでしょう。

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