学習指導要領の改訂はいつか
忙しいです。フリーターのような暮らしをしていたフリーライターには、地獄のような日々です。ということで、今回は簡単にすませます。この前も原稿も書かずにブログ更新しているのを見つかって編集者に怒られてしまいました。
で、次の学習指導要領の改訂はいつか、、、、、という話題です。
○「言語力」全教科で育成…中教審方針(読売新聞8月17日)
○全教科を通じ「言語力」育成 文科省の有識者会議(朝日新聞8月17日)
日刊紙でも学習指導要領の改訂に関する記事が少しずつ出ているようですね。
この二つの記事のテーマとなっている「言語力」には、いろいろ賛否があるようです。ただ、簡単に言えば、これは経済協力開発機構(OECD)の国際学習到達度調査(PISA)がメーンにしている「読解力」のことだと言ってよいでしょう。
資料やテキストから課題を見つけ、それを解決し、他人の伝える能力のこと。「読解力」と日本語訳されてきましたが、そうすると従来の「国語」の読解のように受け取られるという懸念が関係者の間では出されていました。
「読解力」というと国語のみになってしまうので、あえて「言語力」というなじみのない表現にしたというところが真相ではないでしょうか。
話が脱線しました。で、学習指導要領の改訂はいつか。
ずばり来年2月です。
今年度中に学習指導要領を改訂することは、政府の「骨太の方針2007」に示されているので決定事項です。
リンクがないので紹介できませんが、日本教育新聞の8月20日付の中に、日本新聞社主催のセミナーで中央教育審議会の有力委員の一人である梶田叡一・兵庫教育大学長が講演した内容が載っています。
それによると、
学習指導要領改訂に向けた中教審の中間報告が10月
中教審の答申が来年1月
新学習指導要領の告示が来年2月ごろ
というのが、目下のスケジュールだそうです。
内容については、昨年の中教審教育課程部会の中間報告などとあまり変わりはないようです。教育再生会議で出した道徳の教科化なんてのも、結局中身は従来にない新しい枠組みの教科なんて呼び方をしていても、実質現行どおりなんですから。
ただ、梶田氏の発言の中で気になるのは、高校の総合的な学習の時間を必修から外すべきだという意見が中教審内部にあるようです。これは大変気になるところです。
では、学習指導要領の告示が来年2、3月ごろとして、実施はいつになるのか。
最短スケジュールだと、告示後一年間で教科書編集、次の1年で教科書検定、そして次の年で教科書採択となるので、
小学校の新学習指導要領が2011年度
中学校の新学習指導要領実施が次の2012年度
そして、高校が2013年度から学年進行で実施
ということなるでしょうか。まあ、あくまで最短でです。
もちろん、例えば学校運営上の土曜日の扱いなど教科書に関係しない部分は、移行措置としてその前に実施されることになるでしょう。
で、次の学習指導要領の改訂はいつか、、、、、という話題です。
○「言語力」全教科で育成…中教審方針(読売新聞8月17日)
○全教科を通じ「言語力」育成 文科省の有識者会議(朝日新聞8月17日)
日刊紙でも学習指導要領の改訂に関する記事が少しずつ出ているようですね。
この二つの記事のテーマとなっている「言語力」には、いろいろ賛否があるようです。ただ、簡単に言えば、これは経済協力開発機構(OECD)の国際学習到達度調査(PISA)がメーンにしている「読解力」のことだと言ってよいでしょう。
資料やテキストから課題を見つけ、それを解決し、他人の伝える能力のこと。「読解力」と日本語訳されてきましたが、そうすると従来の「国語」の読解のように受け取られるという懸念が関係者の間では出されていました。
「読解力」というと国語のみになってしまうので、あえて「言語力」というなじみのない表現にしたというところが真相ではないでしょうか。
話が脱線しました。で、学習指導要領の改訂はいつか。
ずばり来年2月です。
今年度中に学習指導要領を改訂することは、政府の「骨太の方針2007」に示されているので決定事項です。
リンクがないので紹介できませんが、日本教育新聞の8月20日付の中に、日本新聞社主催のセミナーで中央教育審議会の有力委員の一人である梶田叡一・兵庫教育大学長が講演した内容が載っています。
それによると、
学習指導要領改訂に向けた中教審の中間報告が10月
中教審の答申が来年1月
新学習指導要領の告示が来年2月ごろ
というのが、目下のスケジュールだそうです。
内容については、昨年の中教審教育課程部会の中間報告などとあまり変わりはないようです。教育再生会議で出した道徳の教科化なんてのも、結局中身は従来にない新しい枠組みの教科なんて呼び方をしていても、実質現行どおりなんですから。
ただ、梶田氏の発言の中で気になるのは、高校の総合的な学習の時間を必修から外すべきだという意見が中教審内部にあるようです。これは大変気になるところです。
では、学習指導要領の告示が来年2、3月ごろとして、実施はいつになるのか。
最短スケジュールだと、告示後一年間で教科書編集、次の1年で教科書検定、そして次の年で教科書採択となるので、
小学校の新学習指導要領が2011年度
中学校の新学習指導要領実施が次の2012年度
そして、高校が2013年度から学年進行で実施
ということなるでしょうか。まあ、あくまで最短でです。
もちろん、例えば学校運営上の土曜日の扱いなど教科書に関係しない部分は、移行措置としてその前に実施されることになるでしょう。
この記事へのコメント
従来の教科書の使い勝手の悪さは改善されるでしょうか。
受験生も親も教師も、教科書だけでは受験に通用しないというのは、わかりすぎるぐらいにわかっているはずですが、状況が変わるでしょうか。
それから、私はイギリスの英語の文法書を持っていますが、それらをみると、日本の文法書よりもわかりやすくて親切なつくりなんですね。
日本人で英語をきちんと使えない人が多いのは英語の教科書や文法書の類が頼りにならないというのも大きな要因だと思います。
数学にしても、アメリカの参考書を見てみるとこれらも、悪い本もありますが、独学しやすく説明が詳しくて、親切なつくりになっている印象なのですが、
日本の教科書はそうじゃないですね、参考書にはそれなりにいいものもありますが。
しかし、数学の教科書が頼りにならないために困っている生徒もいるでしょうね。
以上、感想でした。