斎藤剛史の教育ニュース観察日記

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zoom RSS いずれ問題になりそうなニュース

<<   作成日時 : 2007/01/24 00:48   >>

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 甥っ子がフリーター宣言をしてしまいました。もの書きを目指すのだということで、親戚中では、内心、私に対する風当たりが強いようで。いや、私は一応、卒業も就職もしました。それにしても、もの書きとは「書きたいものがある」からなるもので、「もの書きになりたい」からなるものではありません。と説教しても聞くはずもなく、、、、私の甥ですからね、、、、、
 で、今回は気になるニュースをいくつか。いずれもそう大きなニュースではありませんが、これは将来に禍根を残すのではないか、、、という懸念があります。


○気になる安倍首相と伊吹文科相の関係
 本来なら伊吹文科相は、首相の進める教育改革のために文科官僚の尻をはたく役回りなのでしょうが、流れてくるニュースを見るとそう簡単でもないようです。
○首相、いじめ対策へ出席停止の活用指示・文科相に(日経1月23日)
 首相がいじめ問題などに関連して出席停止措置を活用するよう伊吹文科相の求めたということで、首相がこんなことを指示すること自体異例です。
 それに対する伊吹文科相の対応が次の記事。
○出席停止の基準、近く通知・伊吹文科相(日経新聞1月24日)

 教育行政の責任者として、すごくまともな対応です。しかし、そこに首相との間に微妙な距離感が感じられる。
 これは教育委員会関係の法律改正をめぐる問題でもそうです。
○教育再生、必要な法改正急ぐ=安倍首相(時事通信1月22日)
 教育委員会関係や教員免許更新制関係の法律改正を今度の通常国会でやりたいという安倍首相の発言。まあ、首相としては当然でしょう。
 これに対して伊吹文科相は、大臣会見でこんな発言をしています。
 「どうも教育再生会議の提言の中に、今仰った中央教育審議会の答申を超えたことが書いてあるようですね。ですから、それを踏まえて、私も若干違うことをやらなくてはいけないだろうと思います。もしも総理からそういうご指示があれば、中央教育審議会にもう一度お尋ねするのが筋だと申し上げたわけです」

 要するに、文科省が教育委員会制度の見直しなどの根本的な問題は、教育再生会議が報告しても、もう一度中教審で議論すべきだという考えです。これも教育行政の責任者としては当然ですが、やはり首相との違いが見え隠れします。

 内閣支持率の低下や春の地方統一選、夏の参院選などの要素も絡んできますが、今後、首相と文科相の関係が意外と大きなポイントになるかもしれません。


○社会が教員を叩けば志願者は逃げるという当然の結果
 教員バッシングは、上は教育再生会議から下は近所のおばさんまで果てることを知りません。しかし、これだけ叩かれ、挙句の果てに給与を減らせと言われれば、教員になりたいと思うものが減るのは当然のこと。
○教員養成は敬遠された、経済系に集中 大学入試志願状況(朝日新聞1月23日)
 教育学部志望者が減少しているようです。それでも教員になりたいという熱意あるものがのこればよいという意見もあるでしょうが、だいたい世の中というのは「数は質を規定する」という法則が成り立つようにできています。

 人気がなく、志願者が減れば、当然、学生の質も落ちます。

 で、こういうことも出ました。
○都教員採用試験:一般教養試験、07年度から廃止(毎日新聞1月22日)

 採用試験での一般教養廃止は東京都が初めてではありませんが、東京都がやるとなると全国に与える影響力はものすごいことになります。

 面接重視、人物本位といろいろな説明はついていますが、実際のところは教員不足を補うために、できるだけ志願者を集めたい、他県の志願者も奪いたいというのが東京都の本音でしょう。

 誰でも1時間だけなら授業はできます。有名人の特別授業が評判ですが、それは単発だから成り立つのです。一年間の授業を計画し、実施し、子どもを評価し、さらに生徒指導、生活指導までする、、、、、、はっきりいって技術も経験もない一般人にはできません。

 それなのに、団塊世代の大量退職で教員が不足してるにもかかわらず、社会は教員バッシング、給与は削減、年金は大幅ダウン、教育学部志望者は減少、採用試験はより簡素化ということになってくれば、将来、どうなるでしょうか。教育再生会議は、こんな問題こそ真剣に議論すべきです。


 そして、きわめつけがこの記事。
○教員免許「国家試験」化を検討課題に 再生会議(朝日新聞1月23日)
 本当かどうかは、24日に出る教育再生会議の報告を見なければ分かりません。しかし、これまで教員免許の国家試験化など一度も報道されたことがない。それが、なんで突然でてくるのでしょうか。別に国家試験化が悪いとは言いませんが、こんな唐突な出し方は思いつきとしか見えません。まあ、誤報であることを祈るばかりです。



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